脇腹が痛い！その痛み肋間神経痛かも！？

 

こんにちは！あま市、大治町エリアを中心に清須市や蟹江町、津島市、遠方は岐阜や三重県など広範囲から治療に来院されますしまうま針灸接骨院です。
今回のテーマは『肋間神経痛』です。
今まで何人も診てきて分かった、肋間神経痛の症状、原因、有効な治療方法、改善方法をお伝えします。
今現在、脇腹の痛みで悩まれている方はぜひ最後まで読んでみて下さい。

肋間神経痛の症状とは？

読んで字のごとく、肋骨の間を沿ってはしる神経が痛みます。通常片側の肋骨が痛み、人によって場所は変わりますが、特に背骨際、脇の下、胸骨際（胸の前）の3か所で軽く押しただけでもの凄く痛みが強く出ます。

肋間神経痛の原因とは？

一つは帯状疱疹が考えられます。
帯状疱疹はウィルス感染により全身に皮疹をおこしますが、その中で胸や脇腹に発症すると肋間神経痛を併発します。
痛みの感覚として「ピリピリ」とした皮膚の持続的な痛みを感じます。

もう一つは背骨の腫瘍や骨折、ヘルニアなどで肋間神経が圧迫された事により神経痛が出る場合です。
このパターンの痛みの特徴は身体を動かすと「ズキズキ」と痛みが出ます。
また咳やクシャミなど瞬間的なものでも響いて痛みます。
私が学生の頃、講師の先生から伺った話でこんなのがあります。

往診先での出来事にて。
うつ伏せで患者さんの背中を押圧している時のことです！
普段から先生は患者さんにクシャミや咳をしたくなったら合図するよう伝えてましたが、その時タイミング悪く先生が押圧刺激を加えるタイミングと患者さんのクシャミのタイミングが重なってしまい肋間神経痛が出てしまいました。
やはり瞬間的なものなので合図が出来なかったのでしょう。
しかし肋間神経痛の痛みをなんとかしないといけません。
治療方法のところで後述しますが、結果から言うと針で治したとのこでした。直ぐ治ったそうです。
ご高齢の患者さんだったという事もあると思いますが、みなさんもマッサージを受ける際は気をつけてくださいね。
どこで施術を受けたらいいか分からないという方は、国家資格の有無を確認しておけば最低3年以上勉強しているので、安心かと思います。
悪くしないのが大前提ですが、もし悪化したとしてもキチンと対処法を知っています。
話がそれましたがここからは肋間神経痛に対しての有効な治療方法をお伝えします。

 

治療方法は？

先生のエピソード話しでも出ましたが、有効な治療方法。それはズバリ「鍼灸治療」です。
症状のところで、肋間神経は肋骨に沿って走行しているとお話ししましたね。
圧痛点として①背骨際、②脇の下、③胸骨際があるともお伝えしました。
実はこの場所は治療点でもあるんです。
具体的には、まず痛みのある場所を特定して、その場所に対応しているツボに鍼とお灸を施していきます。
必要であれば肋間神経（背骨から胸骨に向かって半円）に沿って刺激を加えます。
そうすることで神経が圧迫され過敏になっているのを抑え神経痛を和らげます。
その治療を継続して続けることで痛みは徐々に引いていきます。
ここまで聞くと肋間神経痛に対して鍼灸治療を行うメリットばかりお話ししましたが一点、注意すべきポイントがあります。
それは気胸リスクです。肋骨の内側には胸膜と呼ばれる膜、さらに肺もあります。
通常は肋間神経を狙う際は肋骨を指標にしたりますが触診の上手でない先生や免許を取ったばかりの先生ではまだ経験不足からかそもそも上手に狙う事ができません。
しかし、鍼治療は本当に効果ありますので治療を受ける際は肋間神経痛を治療した事のある先生もしくはいろいろな症例を診てきたベテランの先生にお願いしまょう！
もちろん当院にも鍼の上手な先生がいますし、全員鍼灸の免許を持っているのでお近くの方は安心してお越しください。

 

〜まとめ〜

肋間神経痛は本当に痛いので良く効く鍼灸治療で早く良くしましょう！というものでした。症状の似ている疾患に狭心症など、心臓の病気がありますので今現在痛みで悩まれている方は早めの受診をおすすめします。