知っていれば安心！コーレス骨折の特徴と接骨院でできることを紹介

 

こんにちは！海部郡大治町で１４年目を迎えたしまうま針灸接骨院です^_^
今回はあまり聞き馴染みのないであろう『コーレス骨折』について書いていきたいと思います。
どんな種類の骨折になるのか、治し方後遺症の内容などを中心に書いていけたらいいと思いますのでよろしくお願いします。

 

1.コーレス骨折とは

橈骨遠位端骨折（とうこつえんいたんこっせつ）の一つの種類をコーレス骨折と言います。
ここで呼び方を説明させていただきます。

 

○コーレス骨折
「手のひら」を地面について骨折すると、手首側の骨片は手の甲（背側）の方向にズレます。
○スミス骨折
「手の甲」を地面について骨折すると、骨折部は手のひら（掌側）の方向にズレます。

高齢者の転倒で多い骨折の１つになります。前腕には、橈骨と尺骨という２本の骨があります。手の平を上下に向ける動きやドアノブを回す動作は、橈骨と尺骨が連動して前腕の回内、回外という動きとなり、動作が行われています。橈骨と尺骨は「肘と手首をつなぐ前腕の骨」なので、橈骨の遠位は手首側になります。だから、橈骨の手首側が骨折した状態を橈骨遠位端骨折をいいます。

 

2.コーレス骨折原因とは

主な受傷機転は、転倒で手を強くついてしまうことです。高齢になってくると、全身の筋力やバランス能力が低下し、転倒しやすくなります。不意に転んでしまった場合に、頭や顔を打たないように反射的に手をついてしまいます。そのような場合に、橈骨遠位端骨折を受傷してしまいます。この骨折に限ったことではないですが、骨粗鬆症になってしまうと、軽微な転倒でも骨折がしやすくなります。高齢者で多い骨折として、脊椎圧迫骨折や大腿骨頚部骨折と同様に橈骨遠位端骨折も起こりやすくなります。

若い方が受傷される場合は、自転車やバイク、スノーボードなどが多いです。

 

3.症状、治療方法とは

手首に強い痛みの訴えが生じます。骨折部に、炎症が生じ、腫脹や熱感が強く起こります。当然、手には力が入らなくなります。骨折のズレが大きいと、手首の形が変わります。骨折の状態や炎症によっては、神経が圧迫されて指がしびれることもあります。橈骨の掌側を通っている正中神経が障害されることも多く、その場合は、母指から薬指の感覚が障害されます。
軽度の骨折ですんでいると、さほど腫れもなく痛みも少ないこともありますが、のちに骨折部分が大きくズレてくることがあります。

確定的な診断としてはレントゲン、MRIを撮ることをお勧めします。
ズレが大きい場合は整復といって骨をズラすことをするようですが、かなり痛いようです。骨折のズレが少ない場合にはギプス固定をすることになります。
ギプス中もできる体操としては、座った状態で手を心臓よりも高くあげます。そのまま手をグーパーすることにより血流の改善、むくみの減少につながります。骨折中は手首は動かさない方がいいのですが、指を使わないと筋肉量の低下、健の癒着が進んでしまうので毎日行いましょう。
回数は一回の運動で10回〜20回でいいでしょう
これは個人差がありますので明確な数字はありません。やってみてえらくない回数、またその後に炎症が出てしまう可能性がありますので、アイシングの確認もお願いします。

ギプスが外れた後は骨を強くする目的、血流をよくする目的で超音波治療器、ハイボルテージ治療器を当てて治療していきます。
この二つの機械はどちらも負担が少ないものになりますのでご安心ください。
また様子を見ながら抵抗運動を行い落ちてしまった筋肉のアップ、痛みの確認をしていきます。

 

4.まとめ

ここまでいかがでしたでしょうか。コーラス骨折は転倒した際に起こりやすい骨折となりますので内容を覚えておくといざという時に役にたつと思います。リハビリや質問なども承ってますのでお気軽に公式LINEやお電話お待ちしております。