オスグッドシュラッター病

オスグッドシュラッター病とは?

今回のテーマは『オスグットシュラッター病』です。
学生さんやその親御さんで、スポーツをやられた経験がある方は『オスグット』という言葉を聞いた事があるのではないでしょうか?
ざっくり説明すると!膝の少し下の脛骨粗面と呼ばれる部分が炎症を起こし、腫れや痛みが出る疾患です。
今回はオスグット病について概要、症状、原因、予防、治療方法についてお伝えします。

 

『予防、治療方法』

細かい事はいいから先に結論を知りたい。という方向けに、先に治療方法と予防方法をお伝えします!

治療方法① 痛みの強い急性期はアイシングで疼痛緩和。
治療方法② 超音波治療器で剥離した骨の骨癒合を促す。
治療方法③ハイボルト療法で深層の筋肉を緩める。
予防方法①ストレッチで太腿全面の柔軟性を出す。

一つずつ解説していきます!
①痛みの強い炎症期に運動を続けると返って痛みが増したり、長引いたりします。
炎症期は熱を持っているため、氷嚢や冷湿布で患部を冷やすようにしましょう。

②超音波治療器は剥離した骨の骨癒合を促す役割があるだけでなく、関節部の腱や靭帯の炎症に対しても効果があり、実際にエビデンスも出ています。
低刺激で当てるため、直接患部を治療することができ、効果は出るのに刺激を感じにくいというのもメリットです。

③ハイボルト療法は皮膚表面の電気抵抗を減らし、深層の筋まで高い電圧を流せるのが特徴です。
よくある電気療法だと出力をあげると皮膚表面がビリビリして痛み、深層の筋肉まで届かす事ができません。
その点、この治療機器は効率よく深層筋を緩める事が出来るので、この機械で太腿全面の筋肉を緩めると膝下の痛みが軽減、緩和します。
なぜそうなるのか?は後述します。

超音波治療器もハイボルト治療器も両方当てた方がより治療効果を発揮してくれるので、なるべく両方取扱いのある接骨院か整形外科で診てもらうようにしてください。

予防方法としては日頃からのストレッチをお勧めします。
普段、運動部等でストレッチの時間を取っているかもしれません。
しかし!
きちんと効果を感じながら一定時間目的の筋肉に効かせられていますか?
練習もストレッチも目的意識をしっかり持ってやらなければ効果は半減します。
私自身、野球をずっとやってきましたがストレッチの時間はキツい練習から解放され監督の目もないのでテキトーにやっていました。
その結果、右膝を痛めてしまったことがあります。その際にアイシングと超音波治療で早く復帰することが出来たので、予後は良かったのですが、そもそも日頃からストレッチを真面目に取り組んでいれば怪我しなかったのではないか?と今更ながら思います。

ここまで治療方法3つと予防方法1つをご紹介しました。
とはいえ原因や症状、簡単な解剖学を勉強しておくと、なぜ痛みが出ているのか?というメカニズムが理解出来るので、興味のある方はぜひ続きもお読み下さい。

 

『原因と症状』

ほとんどの筋肉は骨に付着します。
大腿全面の筋肉は膝のお皿をまたいで膝下にある脛骨粗面と呼ばれる場所に付着するのですが、成長期に膝に繰り返し負担をかけ過ぎると、付着部分が引っ張られ炎症が起こります。
ひどくなると骨の隆起や乖離が見られ、それを「オスグット」と呼びます。
跳ぶ、蹴るという動きを行うスポーツ(陸上、バスケ、バレー、サッカー等)では他競技に比べ、特に膝に負担がかかります。
成長期は、しっかりとした硬い骨へと成長する過程にあり、どうしても不安定な状態です。
それでいて、骨の成長に対して筋肉の成長が追いついていません。
そこに高負荷な運動が加わることで、膝の痛みが起こります。
ほとんどの場合、発育が終え、しっかりとした筋骨格が形成されると、痛みが治まりますが、無理をしすぎると、成長期が終わってからも痛みが残ることがあるので、発症後は『しっかり休む』と『適切なケア』が必要です。

 

まとめ

①発症後は休息を取る。無理をしない。
②超音波とハイボルト療法を受ける。
③日頃からストレスで柔軟性UPを図る。
以上3点です!この3つを意識して運動してください。

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