浮腫(むくみ)

「浮腫を整体で改善する方法」

 

今回はみなさんも1度は悩んだことのある
浮腫についてです。ここでは原因や予防方法
や、整体を行うことのメリットについてお伝えしていきたいと思います。

 

①浮腫ってなに?

何かしらの原因で細胞と細胞の間の水が異常に増加し、体外に十分に排泄されず溜まった状態のことをいいます。数キロの体重増加を伴うこともありますが、体の脂肪分が増加する肥満とはことなります。浮腫は心臓、腎臓肝臓、甲状腺、など様々な疾患と関わりがあり、また薬剤の副作用による場合やリンパの流れが悪くなって発症している場合、乳がん、婦人科がんの術後の影響による場合もあるため、症状が気になる場合は検査を受けることが大切です。

 

②原因は?

浮腫の原因として多いのは腎臓病であり、ネフローゼ症候群(血中のアルブミンという蛋白質が尿へ沢山漏れ出てしまい起こる病気)や、腎不全などの全心疾患、甲状腺機能低下や、深部静脈血栓症、下肢静脈瘤などホルモン・静脈の異常が原意となり生じる場合もございます。その他の原因はインスリン、ホルモン剤、抗うつ剤 、こうがん剤など薬剤性のによる場合が挙げられます。またリンパ管の低形成・無形成によりリンパの流れが悪くなり起きる場合、婦人科がんや乳がんの手術でリンパ節を切除したり、放射線を当てたりすることで浮腫が現れることもあります。

これらが原因の場合は「リンパ浮腫」と呼ばれます。他にも明らかな原因疾患がなくとも、加齢に伴う筋力低下や長時間同じ姿勢でいることで起きる「特発性浮腫」もあります。

 

③症状は?

よく足のすね辺りを10秒以上押したりすると元になかなか戻ってこない…なんてことを経験したことがある人は多いと思います。
腎臓病が原因となり生じる浮腫は体の左右両側に同じ症状が現れ、初めはくるぶし付近に浮腫が現れ、その後全身に広がります。
朝よりも夕方の方が症状が強く、尿の量が少なくなることも特徴です。
浮腫が肺に到達すると呼吸困難も起こすことがあります。心不全、肝不全、甲状腺機能低下症の場合も同じく両方の足に症状が出ます。
甲状腺機能低下症の場合は指で押しても跡が残らないのが特徴です。深部静脈血栓症や下肢静脈瘤、リンパ浮腫の場合は片側の足に浮腫が出ることが多いです。

④改善方法は?

浮腫の原因になっている病気の治療が主体となります。浮腫そのものの治療としては利尿剤を使用し、体に溜まった過剰な水分を排出する方法などがあります。期間は症状の強さや病気の程度によって変わります。腎臓や肝臓が原因で血中タンパク質が少なくなっている場合はそれに対する治療を中心的に行い、薬剤が原因の場合は薬の変更を行います。また接骨院や整体院で指圧を受けたり、骨盤矯正を受けることも有効です。

 

⑤予防方法は?

上記でもお伝えしたと通り、むくみは長時間同じ姿勢を行うことで生じやすくなります。
そのため日頃から就寝前には両足をぶらぶらさせたり、足を上げたりとセルフケアを行ったり、自分でふくらはぎをマッサージしたりまた自宅で出来る簡単なストレッチなどもオススメです!寝るときには下肢を少し高くしてみることもいいでしょう。寝ている最中に足元のクッションが無くなってしまうま方は膝下付近に座布団などを入れて足元全体をかさ上げすることが良いでしょう。
最後になりますが浮腫は重篤な病気が隠れている場合もある為、気になったらすぐに医療機関を受診することが重要です。

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